十年選手の当方の PC 、ケースファンが HDD より先にお亡くなりになりました。自作派等の方々には常識になりますが表題のとおり、十年間開けたこともなかったケースを御開帳しての気づきなどを少々。
ケースファン
当然サイズが合ってないとタイヘンであります。これは実測(厚さは 25 mm が一般的なようですが、スペースがあるか入手前にケース開けるなりしないとわかんないですね)するなり調べるなり必要になる。ケースの外からでもファンに印字されている型番が読めるかも。なんにせよファンの型番をもとにするなどスペックをしらべて選ぶ。
制御方式
いまどきはケースファンも 4pin PWM(Pulse Width Modulation/パルス幅変調)制御でしょうか、当方のは 3pin(電圧制御のみ)。電源側に合わせて選ぶのが無難(遊ばせる pin さえ気を付けて差せば 3pin→4pin あるいは 4pin→3pin コネクタの物理的接続じたいは可能なようですが、電源側 3pin で基板に直接差す場合は、基板側に 4pin コネクタのスペースがあるかも注意。そうしたときでも変換ケーブル入れたりコネクタ交換という手もあるものの、そこまでするなら素直に制御方式の合ったファン入手した方がよさそう。コネクタの図は海外のオンラインストアよりお借りした *1 )。
作業準備
まずはケースを外す(笑)。が、ねじに加えて板金のツメで止まっていたりで、ケースによってはクセがあったりする。これは外すときよりも、交換後取り付けるとき戸惑ってケーブルを挟んだりするとイヤなので、外しながらどのように止まっているかかくにんしておこう(慎重)。おっと、まずは電源ケーブル、ほかケーブル類を外しておく。
清掃
開けますと、長年——不幸にもそうではなかった方は別として——積もりに積もったホコリを掃除となります。手にしていたドライバーで綿ボコリを払いたくなりますが金属はご法度、木の箸や耳かきなどを使いましょうか。
ファンの取り外し
取り外しはどうということはないが、直接基板からコネクタを抜く場合は差す向きを確かめておく。また、配置によってはコネクタを差す前にファンを取り付けてしまうと、スペース的にコネクタを差すのがタイヘンになることもあるかもしれない。ファンの表裏も気づくとはおもうがロゴの印刷やシールが貼ってある方が外(排気)側である。
コネクタ
当方は(延長ケーブルによる取り回しはなく)メインボードへ直接コネクタを差したのだが、となりの CPU ユニットが邪魔でけっこう難儀した。ジャマなパーツを外せばよいのだがそれも気持ち悪いしめんどう、鏡も入らないので細かい位置決めはほとんどカンある。指と、へんな体勢になり腕もつりそうになった。(ビニールテープ巻くなどで絶縁して)ピンセットか何かをつかえば楽だったのかも。位置が合えばスッと入るので、あせらず落ち着いて行なう。
ファンの取り付けネジ
ビス止めの場合、通常ファン側にはネジは切られておらずタッピングネジのよう(コストダウンと振動防止の意味もある?)。ボルト/ナットよりは作業はラクそうだが、それなりに力は必要。手を滑らせてガシャーンなどとやりたくないので、取り付け前にあらかじめ対角二か所の取り付け穴を少々ネジ切りしておくのもいいかも。買い替えたファン付属のネジは先端がとがっておらず位置決めし辛かったので、そのまま従来のものを使用した。
(この際 CPU ファンも交換してしまうのが良さそうでしたが、けっきょくそのまま。いつまで持ちますか)