dancept2の日記

あやしうこそものぐるほしけれ

チック・コリア/スペインで「スペイン」(2018年)

Chick Corea Akoustic Band © lolo vasco_53 Heineken Jazzaldia_Trinitate Plaza / Square / Place

追記:ジャサルディア公式 flickr より。下記チャンネルに90分近くの動画(オフィシャルな収録と思われます)がアップされていたのですが、当記事エントリ後すぐに削除(無念)、とりあえず差し替えました。さらに追記(2018年1月30日):復活(?)していたので動画へのリンク戻しました(下記)。

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ベタですが(笑)。偶然目にしました。ことしの7月29日、ジャサルディア(Jazzaldia/サン・セバスティアン国際ジャズ・フェスティバル)のライヴ。情報に疎い当方このトリオがさいきんも活動してるとは知りませんでした。チックはいろいろトリオがあってどうなってるのか知りませんが。

エレクトリック・バンドは当時ちらっと一聴しただけでハード・フュージョン(?)てなかんじが苦手でまったく聴きませんでした(浅い)。アコースティック・バンドやってもアコースティック・フュージョン(?)だろノーサンキューていう感じ。こちらもまったく耳にせず。浅い。じつに浅い。

今さらですが(何年経ってんだよ)よいですね(爆)。カチッとしたタイトな演奏がカッコイイ。このメカニカルな疾走感。チック独特の音の洪水が押し寄せてくる目くるめく感覚がよみがえる。

一曲目「モーニング・スプライト 」、チックらしい親しみやすいがどこかトリッキーなややこしい曲。リズムセクションのソロになったときのバッキングや受け渡し、三人のインタープレイ、いいっす。会場を意識してか(?)ややソフトめの曲が多いか。パティトゥッチがけっこうアルコ弾いてます。もっとゴリゴリなハード・ジャズ(?)聴きたかったですが D・スカルラッティソナタ演ったり(ニ短調 K.9 L.413 ですね)。ラストは「あなたと夜と音楽と」。もう入りからいいですね。

「みんなのために「スペイン」の新品のアレンジがあるんよ」。「スペイン」はアンコールで登場( 1: 07:07 - )。「今夜はみんなのためにもっとスコアのように、もっと彼が書いたように演奏してみたい」ということで『アランフェス協奏曲』拡大版。スペインに流れ込む展開がイカしてます。「最後にサン・セバスティアン合唱団を招待」?、そういうことすかご愛敬(当方もナゾかけするほどのことではないんですが)。