dancept2の日記

あやしうこそものぐるほしけれ

YouTube 動画アップロード時の音声ビットレート/形式について(その一)

だいぶ経ってしまいましたがお正月にちょっと実験くんです。当方 AviUtl を使用して YouTube 動画アップロード用の mp4 ファイル——映像の方は静止画一枚なので動かない「動画」なのだが(笑)——を出力しておるのですが、過日 YouTube 上で音質についてのコメ…

ジョアン・ジルベルト

「ヴォーカルはギターに楔のように打ち込まれなければならない」*1 ジョアンの来日公演は三回とも一度ずつ観ている。大きな会場、ステージにジョアンがひとり、ぽつねんと椅子に座る。あの「声とギター」、いま思うに何かまぼろしのような。 平日仕事で開演…

「ラウドネス等化」って…Windows 10 のサウンド設定

当方の PC 、酷い音で再生していたことが判明、原因は再生機器の「拡張」設定の「ラウドネス等化」であります。これは一大事とググってみると、けっこうあちこちで指摘されていた… orz が、とにかく劇的に改善したので、こちらでもご紹介。 Windows 10 にバ…

拡声器が似合うオンナ

FIFA 女子ワールドカップ開幕であります。Suchmos のことはなにも知らんのですが(汗)、その前に担当した椎名林檎さんは好きである。このライブ映像もさいきん知ったという次第でファンなどというのもおこがましいものの、今となっては数少ない気になるアー…

シュミット=イッセルシュテットの第九(タワーレコード企画の SACD ベートーヴェン交響曲全集から)

タワーレコード PROC-2072 キングレコード KICC-6025-30 イッセルシュテットのタワレコ企画全集、中古盤見つけて思わず入手してしまいました。第五なんかは中学のとき当方が初めて買った同曲の音盤( LP )だったりしたのですが、CD 時代になって LP はすべ…

英グラモフォン誌:カルロス・クライバーのベートーヴェンの第7の録音は、その「古典」の地位に値するのだろうか?(その二)

上掲後半です。AF-C 氏、当方も少なくとも最終小節はアルコの方が好きですが、「けいれん(twitches)」ですか。DG 氏言うように四十年も経過して、その後いろいろな演奏も出てますしね。久々に聴いて失望したと(しかしながら、この記事ではクライバーのラ…

英グラモフォン誌:カルロス・クライバーのベートーヴェンの第7の録音は、その「古典」の地位に値するのだろうか?(その一)

“Classics Reconsidered: does Carlos Kleiber's recording of Beethoven's Seventh deserve its 'classic' status?”、ちと古いですが英『グラモフォン』誌四月号より(前半)*1 。なんで今この録音?かといえば「古典再考」というシリーズだそう。 古典再考…

チック・コリア/スペインで「スペイン」(2018年)

ベタですが(笑)。偶然目にしました。ことしの7月29日、ジャサルディア(Jazzaldia/サン・セバスティアン国際ジャズ・フェスティバル)のライヴ。情報に疎い当方このトリオがさいきんも活動してるとは知りませんでした。チックはいろいろトリオがあってど…

モンズーンの系統三頭の話題/第183回ウニオンレネン

コロネーションカップのヴィントシュトース、小頭数とは言え最後尾からのレースで展開も向かなかったように見えましたが、ギリギリ差し切ったクラックスマンに突き放されてしまいましたね。レース使った方がいいような感じもあるので次走に期待といたしまし…

DIY:ドアノブ交換(丸型チューブラ錠 → レバー錠)

DIY

年末にトイレの古くなったドアノブを DIY で交換した。意外と苦戦したので記事にしてみる。 取り付けられていたのは丸型の握りノブ。さらに分類すると「チューブラ錠」ということになるらしい。室内錠としては一般的なタイプ。当方が嵌まったポイントを先に…

SME の著作権申し立てに異議を申し立ててみたよ

やはり却下された ( ̄曲 ̄) (下記の続き) クリスマス休暇の時期になっていたが、翌日には YouTube からすてきなクリスマスメール(英文)が届く。(先方が米国として)時差を考えると即日「対応」。 あなたの異議を確認した結果、SME は著作権の主張が依然…

CNN のニッポンの競馬レポート:ネット時代の馬券販売と「グローバル化」その三・五

CNN のレポートも YouTube にアップされていた(9分30秒)。タイトルの番号戻って下記「その三・二」の続き。 「日本の信じられない「スーパーファン」- YouTube」(2016年12月) 色眼鏡や上から目線はとくに感じられず、戸惑いはあるだろうが共感が感じられ…

ヴァレンティーナ・リシッツァのバッハ:パルティータ第2番より SME による著作権申し立てのことなど

いろいろ物議を醸している YouTube の Content ID 、 ヴァレンティーナ・リシッツァ(情報に疎い当方、この方についてもよく知らないのだが、2012年にはデッカと契約してるんですな)が、たび重なるクレームに怒りを爆発させ、ブロックされた自身の演奏の該…

シェーンベルク指揮 CSO によるマーラー『復活』第二楽章(1934年)

"CSO" とはシカゴ響ではなく、キャデラック交響楽団(Cadillac Symphony Orchestra)である。 盛大なノイズに貧弱な響き、途中記録ディスク交換のためと思しき欠落部分もある。そこから当方勝手にブーレーズのような分析的、あるいはリヒャルト・シュトラウ…

「ダーク・ワズ・ザ・ナイト」

(下記の続き)ヴェンダースといえば音楽ファンにアピールする作品が少なくないが、そこでライ・クーダーでも『パリ・テキサス』の方で。 ナスターシャ・キンスキーさまの存在を知ったのは、フードを被った横顔のあのスチール写真、ロマン・ポランスキー監督…

RaceBets.com:ネット時代の馬券販売と「グローバル化」その四.二/ジャパンカップの PMU(フランス場外馬券公社)オッズとラウンドオーバー比較

またまた少々寄り道。 「その三.一」で、RaceBets のジャパンカップに関する2015年のツイートに関連して、「 JRA のオッズなので買っても配当的メリット・デメリットはない」と書いたのだが、 今回の「出走表」を確認しに行ったところ、ホストトラックたる …

RaceBets.com:ネット時代の馬券販売と「グローバル化」その四.一/ Starting Price(出走最終賭け率)についてのことなど

2. ブックメーカー・ベッティング(Bookmaker Betting)(続き) スポーツ情報サービス社(Sports Information Services Ltd.) イギリス、アイルランドの「トート・オペレーター」(上掲エントリ「その四」参照)に採用されている。にわか仕込みだが(苦笑…

RaceBets.com:ネット時代の馬券販売と「グローバル化」その四

RaceBets.com によるベットの続きにようやく戻る。もともとドイツの競馬会の財政難の話題からだった。という訳で "Win(単勝)" や "Place(複勝)" など賭けの形式(RaceBets では「タイプ」と表している)についてではなく、GaloppOnline.de や Turf-Times…

五輪で和楽器バンドからトラキアの平原まで~ステフカ・サボティノワのことなど

今さらですがいいですね。何といってもビジュアルがいい(そこか)。 でも実際、PV もド派手にはじけてて好きなんですわ *1 。 なんでこんなに新鮮なのか。そりゃ「春の海」聴きゃ小生もなごむが、これまでお琴(箏)もそんないいとおもったことは無かった。…

中国の状況斜め読み:ネット時代の馬券販売と「グローバル化」その三.四

(その三.二(下記)の追記で中国について少し拾ってみていたのだが、長くなったのでこちらに移動し加筆)JAIRS の海外競馬情報では下記あたりか。やはり「至高の目標」(タタソールズ社エドモンド・マホニー会長)である。「至高」であるが、かつ「目標」*…

ルプーのシューベルト:ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D. 958 のライヴ

若いころはシューベルトやシューマン、ことにブラームスがニガ手だった。濃厚なロマンチシズムにそれを表現しつくす機能的和声。トリッキーで、ある種破綻のある音楽の方に惹かれたりするんですな(なんというかそれもわかりやすいトリッキーさだったんです…

RaceBets.com:ネット時代の馬券販売と「グローバル化」その三・三/ IFHA パリ会議のセッションのことなど

やはり JRA の海外サイマルキャスト売り上げは注目なのだろう(下記参照)。ブックあたりが報じてるのだろうが、10月2日第51回 IFHA(国際競馬統括機関連盟)年次総会で「国際戦略:地域市場からグローバル市場への移行(INTERNATIONAL STRATEGY: Transition…

2018年英国ダービーのアンティポストとドキュメンタリー『グローバルインパクト:日本のサラブレッドの台頭』:ネット時代の馬券販売と「グローバル化」その三・二

本題になかなか戻らないのだが、またまた寄り道。サクソンウォリアー Saxon Warrior (JPN) がレーシングポストトロフィーもぶっこ抜いて RaceBets の英国ダービー2018オッズは9対1から5対1となり単独一番人気。少し差のある3着に敗れたザペンタゴン The Pent…

RaceBets.com:ネット時代の馬券販売と「グローバル化」その三・一 +2018年英国ダービーのアンティポスト

(競走馬関係については、たまに当方のかなり特殊な基準でチェックしたりしてはいたのだが *1 、ここ何年ものあいだ競馬に関する情報にはまったく疎い。i - 競馬(?)もだいぶ進展しているのでありましょう。以下周知のような気もするのだが、「その三」Rac…

RaceBets.com:ネット時代の馬券販売と「グローバル化」その三

ことしの凱旋門賞も残念な結果だったが、当方会員でないので無関係ながら、JRAのサイマルキャスト投票は日本馬が人気を集める筈で、エネイブルに行った方はおいしい馬券だったのだろう、とおもったのだがセパレートプールの現地 PMU の配当より低いのだった…

ネット時代の馬券販売と「グローバル化」その二

その後下記のような記事を目にして、やはり当方のとんちんかんを自覚(汗)。そんなんで以下関連するいくつかの記事を集めてみた(はじめから調べろって…)。 イギリスのブックメーカーの主催者への納付は「売上げの1%?」などと書いたが、年間240ポンド、…

カティア・ブニアティシヴィリの『展覧会の絵』

大してネタがある訳ではないのだが、じつは当方こんなの アップしてたりする(休止中)のはまた別に触れるとして、チト残念な音の状態はともかく演奏はもちろん万全、完成度の高いものであります(同じころザルツブルクで演奏したベートーヴェンの31番も手元…

バリー・ホワイト/ラブ・アンリミテッド・オーケストラ「愛のテーマ」などスカイ系3題

悪いことに YouTube サーフィンが止まらないのだが(苦笑)、「クロスオーバー」(前エントリ)でおもいだすのは「今日いちにちのエピローグ」こと『クロスオーバーイレブン』(NHK-FM)ですわね。アジムス *1 の『ライト・アズ・ア・フェザー』(1979年)よ…

アマデウス・エレクトリック・ストリング・カルテット

YouTube のおすすめより。ルーマニア出身の美女四人組、もちろんアマデウス弦楽四重奏団とは無関係である。小生ヴァイオリンの低音が好きという変わった嗜好の持ち主なのだが、エレクトリック・カルテットということでちょっと期待してしまった。 が、クロノ…

J.J.ジョンソン・クインテット/「ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン」

『ヴィヴィアン』(1992年)より。勝手にジャケット連想シリーズやってるのだが海つながりで曲へ。ジャケットの方は、なにか成金趣味っぽいカンジが(「個人の感想です」)あまり好きではない。「ジャケット」カテゴリーには入れないことにした(笑)。 J.J.…